同時通訳と逐次通訳の違い
商談や打ち合わせのように、発言者がある程度、話したところでいったん区切って、そばにいる通訳者が言葉を翻訳していくのが逐次通訳です。
スピーチや講演のように、話している人・演者の話を止めたり、中断させたりができない状況で使われるのが同時通訳です。通訳者は、逐次通訳よりもずっと高度な技能が要求されます。
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▼同時通訳(日本語/中国語)を使った台北で開催されたセミナー
同時通訳者は、話し手が喋っているのを聴いて、休むことなく翻訳しなければなりません。そのため、必ず通訳者2名以上が1組で行います。
もし、聞き取れなかったり、不明瞭な意味があっても、ステージで話している人を止めて確認したりはできないので、事前にスピーチや講演の原稿をいただいて把握しておくことが必須です。「同時通訳」というと、まったくその場の即興で通訳していると思われがちなのですが、話す内容を前もって知らせてもらい、あらかじめ準備をしています。
事前にしっかりした原稿やブリーフィング(内容の説明)がなければ、同時通訳は不可能です。
当社が派遣・手配した同時通訳の様子です。同時通訳者は、このような専用ブースの中で通訳をします。通訳が翻訳した声を、聴衆・観衆はヘッドフォン/イヤフォンで聴くことになります。
そのため、同時通訳にはブースやヘッドフォン/イヤフォン等々の会場設備が必要になります。
同時通訳には、ブースなどの機器一式のレンタルが必要です。ヘッドフォンは来場者(聴衆)の人数分になるので、セミナーやディスカッションの規模に応じて変わってきます。
また、それらの機材・機器を会場までに運ぶ配送費と、設営費、および当日それを操作するオペーレーター1、2名の費用もかかってきます。
一例として、台北で参加者100名規模、半日のイベントとして、同時通訳費用(機材レンタル含む)の概算は以下のようになります。
イベントの規模によっても変わりますし、内容によって通訳者に要求されるレベルも違ってくるため、別途お見積もりをいたします。
条件(会場:台北 / 参加者:100名 / 4時間) | |
同時通訳者(中国語/日本語) 2名・4時間 |
120,000円〜 |
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機材一式レンタル費用 通訳者ブース、制御機器、マイク、ヘッドフォン(人数分)、 運送費(台北市内)、オペレーター1〜2名、設営費等を含む |
300,000円〜 |
合 計 | 420,000円〜 |
もしセミナーや講演自体は、仮に1〜2時間だったとしても、準備時間や待機時間も想定して半日単位になります。
また、前日などに、通訳者との打ち合わせやブリーフィングが必要になるので、その費用はまた別にかかってきます。
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